モバP「そろそろいきましょうか」瑞樹「そうね」
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5: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:45:18.40 ID:j2st42DJ0
体力が落ち気味とは言えども、体が軽いだけでこんなにも歩く速度は上がるものか。
いつもなら体感で20分ほどの道のりも、今日は10分で歩いてこれてしまったような気がする。

まあ、家にも持ち物にも時計がないから、ただの体感だが。

以下略 AAS



6: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:45:51.78 ID:j2st42DJ0
〜〜〜〜〜〜〜
しゃかりきになって歩いたからだろうか。先ほどからめまいがする。
銀と青の滲み出る幻色に抵抗しつつ、軽く頭をうつむかせてめまいが去るのを待った。

めまいが晴れてしばらくして顔を上げると、向かいの5番ホームに俺の姿を捉えた。
以下略 AAS



7: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:46:20.94 ID:j2st42DJ0
〜〜〜〜〜
パルルルルル!!

P「はっ!?」

以下略 AAS



8: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:46:57.24 ID:j2st42DJ0
4駅目で特急の追い越し待ちをした。ホームと川を跨いだその向こうにもビル群が見える。

赤い看板が目にとまる。今流行りの飲料水の広告。

その上に。
以下略 AAS



9: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:47:23.60 ID:j2st42DJ0
〜〜〜〜〜
パルルルルル!!!

電車の発車ベル。またしても俺は現実に呼び戻される。

以下略 AAS



10: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:48:00.37 ID:j2st42DJ0
〜〜〜〜〜〜
川島瑞樹の話をしよう。

川島瑞樹は俺の担当するアイドルの1人だった。

以下略 AAS



11: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:48:26.65 ID:j2st42DJ0
そして花は散るものだ。その季節が、遅からず彼女にもやってくる。


惜しまれて散るのが花という。

以下略 AAS



12: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:48:55.15 ID:j2st42DJ0
瑞樹さんがいつからだろう。

「疲れた」

しか言わなくなってしまったのは。


13: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:49:23.99 ID:j2st42DJ0
人間、生きるのに理由はいらない。


ただそう『在れば』いいだけの話。

以下略 AAS



14: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:50:05.85 ID:j2st42DJ0
話のきっかけを持ちかけてきたのは瑞樹さんからだった。

「プロデューサーくん。死にたい って、思う時、ない?」

「いきなり何を言いだすんですか」
以下略 AAS



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