モバP「そろそろいきましょうか」瑞樹「そうね」
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6: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 02:45:51.78 ID:j2st42DJ0
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しゃかりきになって歩いたからだろうか。先ほどからめまいがする。
銀と青の滲み出る幻色に抵抗しつつ、軽く頭をうつむかせてめまいが去るのを待った。

めまいが晴れてしばらくして顔を上げると、向かいの5番ホームに俺の姿を捉えた。



何。何事だ。



向こうの「俺」は俺に気づくと、目線をこちらに固定したまま動かなくなった。

やがて向こうの「俺」のいるホームに電車がやってきた。

あっ、という間だった。

「俺」はこちらに向かって駆け出したかと思うと、やってきた電車に向かって体当たりした。

電車は速度を下げることなく「俺」がぶつかったのも意に介さず、そのまま直進している。

「俺」は電車の運転席に一瞬だけ張り付いて、そのまま力なく墜落し、轢き潰された。

ちぎれた「俺」の首が車輪に張り付き、車輪と一緒になって回っている。


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