モバP「そろそろいきましょうか」瑞樹「そうね」
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31: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:00:49.66 ID:j2st42DJ0
よくわからなかったけど、この時の瑞樹さんの笑顔は心からの笑顔だった気がする。

目に光が宿って、本当に嬉しそうに笑う瑞樹さん。

思えば俺は、この笑顔に惚れていたのかもしれない。
以下略 AAS



32: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:01:31.37 ID:j2st42DJ0
〜〜〜〜〜〜〜〜
約束の地にたどり着いた。

ここは事務所。一番最初に、瑞樹さんと仕事の話をした、いまはもう使われていない元会議室。

以下略 AAS



33: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:02:00.82 ID:j2st42DJ0
道具はすでに揃っている。あとは決行するだけだ。
しかし、あとは実行するだけとなった今でも、うだうだとしてしまう。


瑞樹「……」
以下略 AAS



34: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:02:29.94 ID:j2st42DJ0
P「あ、タバコ吸ってなかった」

瑞樹「あなたまだ続けてたの」

P「結局やめらんないまま最期まできちゃいました」
以下略 AAS



35: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:03:00.18 ID:j2st42DJ0
タバコをくわえる。

瑞樹「そういえば、ちゃんと弔ってもらえるのかしら」

P「希望としては納骨じゃなくて散骨して欲しいところですね」
以下略 AAS



36: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:04:15.81 ID:j2st42DJ0
タバコに火をつけた。紙巻独特の匂いがふわっと香る。久々のタバコだ。
頭がくぁ〜とする。手に汗が滲む。

P「……許せ、親父。一応順番は守ってるから」

以下略 AAS



37: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:04:48.52 ID:j2st42DJ0
P「くわえてください」

瑞樹「こう?」

P「吸いながら火を当てるんです」
以下略 AAS



38: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:05:20.09 ID:j2st42DJ0
瑞樹「……あんま美味しくないわね。頭クラクラするわ」

P「最初はそんなもんです」

瑞樹「二度目はないわね〜」
以下略 AAS



39: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:06:06.22 ID:j2st42DJ0
P「……ねえ、瑞樹さん」

瑞樹「なあに、Pくん」

P「最後くらい、思いっきり笑ってくださいよ」
以下略 AAS



40: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:06:39.00 ID:j2st42DJ0
さあ、そろそろ時間だ。

P「準備と覚悟はいいですか」

瑞樹「いいわ」
以下略 AAS



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