モバP「そろそろいきましょうか」瑞樹「そうね」
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36: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/10/07(土) 03:04:15.81 ID:j2st42DJ0
タバコに火をつけた。紙巻独特の匂いがふわっと香る。久々のタバコだ。
頭がくぁ〜とする。手に汗が滲む。
P「……許せ、親父。一応順番は守ってるから」
瑞樹「……」
P「ごめんなさい、臭いはちょっと我慢してください」
瑞樹「私も吸っていい?」
P「はいぃ!?」
瑞樹さんは言うが早いか、俺の左手から箱をひったくり、残り一本の紙巻を取り出した。
P「吸ったことあるんですか瑞樹さん」
瑞樹「バカね、初めてよ。吸うわけないじゃないこんなもの」
P「じゃあなんで」
瑞樹「……最後の好奇心?」
P「病みつきになっても知りませんからね」
瑞樹「そうなったらそうなったでいいじゃない。第二の人生スタートってことで」
P「この人死ぬ気マンマンだよ。ウケるな」
瑞樹「当たり前じゃない。はい、火」
不慣れに手首を突き出す瑞樹さんが、なんだか少しだけおかしかった。
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