29: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:57:33.83 ID:h7xFOhfZ0
「さぁ着いたよ」
「これは……扉?」
私の目の前にはここに来た時と同じ扉が……いえ、見た目こそは同じですが入ってきた時よりも数倍大きい扉がそびえ立っています。
「おっと、扉だけじゃなくもっと全体を見んといかんなぁ」
「全体…………ああっ!」
よく見ると扉の周りはレンガで囲われています。
薄暗い中、レンガの形をなぞっていくと、ぼんやりですが懐かしさを感じる形が浮かび上がりました。
「お城だ……」
「そう、ボクたちの役割は悠貴をここに連れてくること」
「今のおまえさんなら、この城の扉も開けるはずじゃ」
「「夢の城のね(な)」」
「夢の城……」
夢の城と聞いて私は気づきます。
もう一度、力を貸してくれるかな? 首にかけた鍵に私はもう一回お願いします。
そんな私に鍵は「大丈夫!」と答えるようにキラキラ輝いていました。
「準備はできたかい?」
「はいっ!」
鍵穴に鍵を挿して……あっ、ちゃんと入りました。
鍵を開けた途端、鍵穴からたくさんの光が溢れ出してきて……
余りの眩しさに目を瞑ってしまいます。
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