乙倉悠貴「夢をひらく鍵」
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30: ◆twOYNJxMJs[saga]
2017/10/06(金) 00:58:33.25 ID:h7xFOhfZ0

「さぁ悠貴、空を見てごらん」

「わぁ……」

目を開き、空を見上げるとそこにはたくさんの星が輝いていました。
それは暗かった世界を優しく照らしてくれるように。

「後ろも見てみ」

言われるがままに振り返ると、外灯には火が点きここまで歩いてきた道を照らしていました。
それだけではありません、周りが照らされたことによって今まで見えていなかったものも見えてきました。

「観覧車! メリーゴーランドにジェットコースターも!」

それは遊園地には欠かせないアトラクションの数々、夜の遊園地は光に照らされて輝いていました。
それはいつか来た思い出の場所。
そっか、ここは私の想いが形になった世界だったんだ。
みんなが笑顔になれる場所、幼い頃に夢見た場所がここにはありました。

「ようこそ、キミの国へ」

「これでうちらの役目も終わりじゃな……」

そう言った2人の姿は少し薄くなって……薄く?

「ちょっと待ってくださいっ! 2人とも消えてしまうんですか?」

「仕方のないことさ、役目が終ったボクたちはもう存在する必要はないからね」

「そんな……」

「それにうちらは夢の存在じゃしな……」

そういう巴さんの目は少し泣いているように見えました。
飛鳥さんも私と目線を合わせないようにシルクハットをわざと目深に被っています。
2人の役割は私をここに連れてくることだったかもしれません。だとしても……



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