7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 19:47:42.93 ID:TzvX0Up20
「そんなつれないこと言わないで、ただ貰っちゃえばいいだけなんだしさ」
するとロコは困ったような顔をこちらに向け。
8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 19:50:47.63 ID:TzvX0Up20
「それに、その作品からインスピレーションは受けましたし……ロコはそれだけで十分なの」
「……はいはい、大人の御意見で」
9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 19:52:50.72 ID:TzvX0Up20
===3.
――んでだ。
『でも返されたって困るのよねぇ。私の指には入らないし』
10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 19:54:54.35 ID:TzvX0Up20
「今日は何の日? 言ってみなさい」
「今日? 世界教師デー」
11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 19:59:25.56 ID:TzvX0Up20
「アンタ、その顔ちょっと待って」
「な、なんだよ伊織? 言いたそうだな」
12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:02:38.15 ID:TzvX0Up20
「アンタが服をプレゼントするのは分かったけど、別に小物をあげても構わないのよ?」
「小物?」
13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:04:32.27 ID:TzvX0Up20
さらにそれから十数分、口論は激しく続いたのだ。
すると最終的には伊織も折れて
「だったら何か一つぐらい、キチンとしたもの渡したら」なんてこっちの意見も聞いてくれた。
14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:05:47.47 ID:TzvX0Up20
「アンタみたいな人間がね、付き合ってる子全員におんなじ贈り物を用意しちゃって後から物凄い修羅場――あ、しまった」
「なに?」
15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:08:21.03 ID:TzvX0Up20
===4.
そして、話は冒頭に繋がるのだ。
「驚い……てます。でも、それと同じぐらいに嬉しくて……! どうしよう、うまく言葉が出てこないや……」
16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:11:51.77 ID:TzvX0Up20
「プロデューサー」
「ん、なに?」
17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 20:13:25.17 ID:TzvX0Up20
===
……でもま、そんなどうにもこうにものぼせ上がってた俺たちを、
夜風がすっかり冷ますまでにそれ程時間はいらなかった。
24Res/25.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20