1:名無しNIPPER[saga]
2017/10/05(木) 03:48:03.28 ID:iojGYRpa0
朝潮ちゃんは己の選択を後悔したが、もはや全てが動きだした今では、どうすることもできなかった。
因果の安全ベルトに体は締め付けられ、宿命に軋むチェーンリフトの駆動音が嫌に響いてきていた。
朝潮ちゃんは「遊園地=ジェットコースター」という単細胞的大衆の公式を呪った。
破滅への一本道がどうして娯楽になるのか。狂気。それしかない。
そして、その狂気の一本道を選んだ朝潮ちゃんもまた、少なくとも選択時には狂気的であったと認めざるを得ないのだから、その選択の責任をとってまた現在も狂気的にあるべきと筋を通すのが正気の沙汰というものだろう。
朝潮ちゃんは真面目なので、破滅までの道のりを楽しむことにした。
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