【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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48: ◆nN35Xsj1FM[saga]
2017/10/01(日) 21:28:53.01 ID:pckQcl9G0
「さて、アルジールさん。既に此方では、貴方を探険家として登録する準備が完了しております。煩雑な書類手続きは、もう残っておりません。
 また、先払いでお支払い頂いた契約代も確認しておりますので、当方の用意した宿舎も自由にご利用頂けます」
「はい。それは分かってます」
その後、管理者は、アルジールを伴って階段を登り二階へ上がった。
其処は、待合室のように見えた。複数人が座れるソファと机が何セットか。
上がった部屋の壁際には、文字を浮かび上がらせている、見慣れない黒い板がかけられていた。
彼女たちは、ソファと机のセットを一つ借り、其処で、向かい合うような形で話をしていた。
探険家として活動するにあたっての、諸々の最終確認のようなものだった。
「結構。しかし貴方は、探険家としての経験は全くないとお書きになっていましたね?」
「う、はい。そうです」
「其処で、我々は貴方に対し、幾つかの支援を行う用意があります」
そういった管理者は、何処から取り出したのか、自分の未熟を口に出されて少しバツの悪そうなアルジールの前に、一枚の紙を置いた。
それを覗き込む彼女に、紙に書かれた要項を一つずつ差しながら、管理者は説明を始めた。
「まず、第一に、基本的な活動です。探険家とは、その名通り、探険することを以て家業とする人々の総称です。
 従って、その仕事というのは、未開地域へ出向き、各種遺跡を探索・その情報を持ち帰ることと言えます」
「我々ギルドの役割は、こうした探険家の方に対し、その力量に合った未開地域の情報を提供する他、
 その地域の危険性や天候不順をお知らせすること。そして、集めてこられた情報を買い取り、
 正当な報酬をお支払いすることです」


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