【安価・コンマ】幻想的な世界を探険家が行くようです【オリジナル?】
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20
268
:
◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/11(水) 21:19:44.53 ID:qBrf68q60
「……」
一人、眠るアルジール。霧に満ちた世界で、時間だけが流れる。
輝く月だけが、夜を照らす。音のない闇は、穏やかに、少女を包んでいた。
以下略
AAS
269
:
◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/11(水) 21:34:07.51 ID:qBrf68q60
そんな馬鹿な、と、乾いた喉を唾で濡らし、早まった呼吸を抑えようとしながら、思う。
人を襲い、喰らい、恐怖させるモノ。探険家にとって、絶対に回避せねばならない厄災の一つ。それが、悪魔であった。
極限の修練を積んだ武人か、完全に武装した正規軍一個小隊。
さもなければ、悪魔祓いと呼ばれる、”教会”の私設部隊でも無ければ、例え最弱の個体であっても、対抗は不可能。
そんな化物が、それだった。
以下略
AAS
270
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/10/11(水) 21:36:08.05 ID:cluUj6BDO
あ
271
:
◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/11(水) 22:04:41.00 ID:qBrf68q60
乾いた音。瞬間、アルジールの身体が固まる。
足元を見下ろせば、無意識に後退っていた足が、小枝を踏み折っていた。
(あ)
以下略
AAS
272
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/10/11(水) 22:05:07.05 ID:ID4Xdpcao
はい
273
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/10/11(水) 22:10:05.82 ID:SKyVSJ5V0
これヤバイな・・・
274
:
◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/11(水) 22:31:57.38 ID:qBrf68q60
「あっ……」
霧が、彼女の敵となった。
湿った空気を身に纏った草原は、露を含む。それが彼女の足を滑らせた。
以下略
AAS
275
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/10/11(水) 22:39:25.53 ID:S1IMW1wIO
2
276
:
◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/11(水) 22:47:00.63 ID:qBrf68q60
「誰か、助けて――」
最早、意味を為さないであろう、人に聞き取れない程の声。
それでも、アルジールは声を上げた。
自身を助ける事を望む、その声を。
以下略
AAS
277
:
◆nN35Xsj1FM
[saga]
2017/10/11(水) 23:03:05.93 ID:qBrf68q60
「――――」
突如、閃光が煌めく。咄嗟に伏せた顔にまで届くその光は、直接見ていない筈のアルジールの視界をも遮った。
しかし、それより影響が大きかったのは、悪魔の方であった。
恐らくは、光に弱い種類だったのだろう。閃光が止み、視界が戻ったアルジールは、苦悶の咆哮を上げ、逃走していく悪魔の後ろ姿を見た。
以下略
AAS
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