18: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/09/29(金) 17:58:50.79 ID:4lJng8t70
ポケモンの治療を終えるとゴロウはコトネと握手した。
彼はコトネに手を振って見送った。
「じゃあな。すぐに追いついてやるから!」
ゴロウは大声で叫んだ。コトネは振り返らなかった。応えなかった。
ゴロウにはなぜかコトネの背中が大きく見えた。
コトネがいなくなるとゴロウは泣いた。友人たちはゴロウの背中を叩いた。
「いつかまた会えるって。泣くなよ」
そうじゃないんだよ、とゴロウは言おうとしたが声が出なかった。嗚咽した。ラッタがすり寄って来たので、「ありがとう」とだけ言った。
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