コゼットの修造
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5:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 14:31:36.58 ID:63xcKSEbO


 彼らは今でも私を探している
 私のために怒り 私のために嘆き
 私のために狂(ふ)れ……
 彼らは私の名残
 私に還る日を夢見る誠実な暴徒


コゼットの生前の持ち物であった『器物』が、呪いを発してコゼットを現世に縛りつけている。
コゼットを解放するためには、器物をすべて集めなければならないのだ。

器物は厄いを招く。
早速コゼットに連れられて来た駅のホーム。なんと最近人身事故が多発している場所である。

コゼット「気をつけて。……ここは、光が淀んでいる」

瞬間、景色が入れ替わり、目前に広がるは駅のホームではなく華美な宮殿の風景になる。

修造「綺麗だよね…。輝っいてるよね。
この宮殿のように、君の心もピュアだったじゃねーかよ!なんだよ…欲ばかり…。嫉妬、悪口、自分のことばっか考えてんじゃねぇか?
そんなのすべて洗い流しちゃえ!
変われるよ…。そうすればこの宮殿のように、コゼットは君の思いを…飲み込んでくれるさ。自然が一番!」

鏡「──!!?」

そう、人身事故の原因は鏡の器物。
マンションに置かれた鏡が西日を反射し、その光が駅のホームへと届いて厄いを招いていたのだ。
だが、修造の言葉に胸を打たれたか、鏡はコゼットの元へ無事に還る。


コゼット「…おかえりなさい……」


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