4:名無しNIPPER[saga]
2017/09/27(水) 14:30:12.55 ID:63xcKSEbO
呟いた瞬間に、背筋がゾクリと凍る。背後に、人ならざるモノの気配がする。
「修造…」
気配は、話しかけてきた。「私を助けて」…と。
振り返った修造が目にしたのは、ゴシックに身を包み立つ美しい少女の姿。まさに絵に描かれていたあの少女、コゼットであった。
凡人ならば震え上がるような怪奇現象だ。苦しいか?修造!笑え!
崖っぷち最高だ!
修造「君を助けるよ!!」
それでこそ修造!いま ここ 修造!
自分を自覚出来ない不可解な感覚。
不可解な怖気、不可解な高揚、不可解な、もの。
美に抗えず、恐怖にも歓喜にも意味を見出そうとする。
テニスにも似た──
コゼット「ず、随分と簡単に言うのね?出来ないかも知れないのに…」
修造「言い訳してるんじゃないですか?できないこと、無理だって、諦めてるんじゃないですか?
駄目だ駄目だ!諦めちゃだめだ!できる!できる!
絶対にできるんだから!」
コゼット「─!?」
修造「ネバーギブアップ!!」
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