ことり「あなたの残した春の詩」
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1:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 08:59:15.33 ID:pRvOLlpx0


ことりは、海未ちゃんの詞が好きでした

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2:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 08:59:49.77 ID:pRvOLlpx0
海未ちゃんは衣装を作る前に、必ず歌詞を渡してくれる


紙に書き記された文字から海未ちゃんの心や考えを読み取っていく

以下略 AAS



3:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:00:30.43 ID:pRvOLlpx0
いつしか、歌詞と一緒にお菓子を差し入れてくれたこともありました


どうしてかと聞いてみたれば「もうすぐハロウィンですから」との返事

以下略 AAS



4:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:01:02.97 ID:pRvOLlpx0
ある日、ことりは言いました


律儀に歌詞を仕上げなくても、イメージだけ伝えてくれれば衣装は作れる

以下略 AAS



5:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:01:35.19 ID:pRvOLlpx0
海未ちゃんはいつもの柔らかな笑顔を崩さずにことりに言いました



「ことりには、わたしの気持ちを知ってもらいたいのです」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:02:13.82 ID:pRvOLlpx0
気持ちを知ってもらいたい


ともすれば愛の告白のような言葉に、ことりは何日も悩みました

以下略 AAS



7:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:02:46.06 ID:pRvOLlpx0
月日が流れた春の日、ことりは答え合わせを求めました


過去を懐かしみ、慈しむようなその表情

以下略 AAS



8:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:03:28.30 ID:pRvOLlpx0
「歌詞を書き始めて最初の頃は、何とか詞として形作ろうと、必死でした」


「でも、ある時気付いたんです…歌詞は手紙のように書けばいいんだって」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:04:08.37 ID:pRvOLlpx0

言葉が口をついて出てこないことりを余所に、海未ちゃんが自らの鞄から何かを取り出す


文字の書かれた、一枚の紙切れ
以下略 AAS



10:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:04:36.01 ID:pRvOLlpx0
自室に入り、受け取った紙を鞄から取り出す


この曲がμ`sの、珠玉の一曲

以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:05:54.43 ID:pRvOLlpx0
淡い蓮華色のレースを重ね、衣装を紡ぐ


一枚一枚の布を、花びらを撫でるように混ぜ合わせる

以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2017/09/25(月) 09:06:31.26 ID:pRvOLlpx0
おわり


13:名無しNIPPER[sage]
2017/09/25(月) 09:36:17.13 ID:MW5njA4f0
朝から凄く良いものを読ませてもらった



14:名無しNIPPER[sage]
2017/09/25(月) 13:49:41.70 ID:7mQxgh6hO
面白い。またよろしく。


15:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 12:35:32.69 ID:W01jBb80O
何気なく読んでみたら心が温まった


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