332: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/12/09(日) 23:33:58.40 ID:SKk6W+iM0
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さて――こうしてデスクの上は綺麗になり、応対の合間を縫って進めていた私の仕事もひと段落。
外もすっかり日が暮れて暗くなって、お腹も空いてきた頃にようやくプロデューサーさんが劇場へ戻って来たんです。
「なるほど。留守の間の仔細がこれで大まかに分かりました」
「はい! しっかり全部伝えましたよ〜……えへへ♪」
でもいけない! 役目を全うしたことで気持ちが緩んでしまったのか、
思わずにやけてしまった頬を両手でぴちっと押さえつけます。
幸い、プロデューサーさんは持っていた荷物を机に置いてる最中で、
そんな恥ずかしい私の姿は見られてなかったようですけど。
……しっかりしなくちゃ、私! まだまだ今は勤務時間――。
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