327: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/12/09(日) 23:29:20.30 ID:SKk6W+iM0
「美咲さん、桃子たちからの伝言できる?」
「任せて! 伝えるのは私得意だから」
そうして最後は桃子ちゃんの番。
「この前お仕事の時に貰ったんだけど、お兄ちゃんの勉強にちょうど良いかなって」なんて、
彼女がランドセルから取り出したのは映画の優待券でした。
それも二枚、折り目がついたりしないように、クリアファイルでしっかり保管された。
「じゃあ、無くならないようにこれごと机に置いて行くから」
「分かってる。プロデューサーさんにはちゃんと桃子ちゃんに返すよう言っておくね」
私は自分の胸を叩き、自信満々に三人へ答えました。
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