292: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/05/21(月) 01:33:55.24 ID:fWaSaCe50
【もしもの風景・時間停止】
琴葉「では状況を一旦整理しましょう」
琴葉「全く不思議なことですが、現実離れしすぎてる話ですが」
琴葉「プロデューサーが時間停止能力を手に入れたっていうお話」
琴葉「それ、ホントなんでしょうか?」
P「それ、ホントなんだってば」
P「百聞は一見に如かずってね。琴葉、何も言わずにこいつを見て欲しい」スッ
琴葉「……テーブルの上にカップアイス。これがどうかしたんですか?」
琴葉「と、いうよりこのアイスって私が冷蔵庫に仕舞っておいた――」
P「んんっ! 出処はともかくこのアイスがだ。琴葉、よーく見ていてくれよ」ピッ
琴葉「見てくれよ、じゃなくてですね!」
琴葉「いくらプロデューサーでも人の物を勝手に証明に使うなんて――あれ?」
P「もごもごもご」
琴葉「よく無い。違う、無くなってる!」
琴葉「えっ!? わ、私、目を逸らした覚えなんて一つも無いのに」
琴葉「……ここにあったアイスクリーム。空っぽの容器だけになっちゃった」
P「どうだ? 時間を止めている間にアイスを食べてみせたんだが」
P「琴葉には、一瞬のうちにアイスが空になったように見えたんじゃないか?」
琴葉「無くなっちゃった私のアイス……」ボー
P(あっ、ショックで聞いてないな)
N『Pはコンビニへダッシュした!!』
琴葉「〜〜〜〜♪」モグモグモグ
P「体を冷やし過ぎるとよくないから、食べるのはその一個にしろよ」
P「買って来た残りは冷蔵庫に入れとくから」
琴葉「〜〜〜〜!!」コクコクコク
P「喋れないほどにアイスを堪能しちゃってまぁ……」
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