285: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/05/03(木) 20:22:39.63 ID:Md0HWV9r0
「もういいです! 私、お二人がそんなに冷たい人たちだったなんて、思ってもみませんでした!」
「いやぁ、冷たいって言われても……」
「これも愛情と優しさと厳しさでね?」
なんてなんて! はぐらかすような二人が相手じゃいつまで経っても埒があきません。
そう思った私は、結局、直接本人に尋ねてみることにしたんです。
第一、私は彼女よりお姉さんでもありましたから。
悩み事があると言うのなら、遠慮なく相談してくれて構わないのに……。
「だからね、麗花ちゃん。困ったことがあるなら話してみて? 私、できれば力になりたいの」
「歌織さんが?」
「ええ!」
「……なら、お願いしちゃおっかな」
そうして私は知るのでした。
プロデューサーさんと茜ちゃん、二人の偉大な先人が、
落ち込んでいる麗花ちゃんを相手にしなかったその理由を。
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