284: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/05/03(木) 20:21:47.29 ID:Md0HWV9r0
【ある日の光景・スマイル】
彼女の無邪気な微笑みは子供みたいに純粋で。
思わず見ているこちらさえ、ニコニコと笑顔にしてくれるそんな人。
だけどその日は、まるでお日様が雲に隠れてしまったかのようにいつもの笑顔がしゅんとして、
それにつられて劇場も、なんとなく暗ーい雰囲気に包まれてしまったようでした。
控え室のテーブルの上に肘をついて、視線は天井うわの空。
時折瞼を下ろしては、「はぁ、ふぅ」と元気の無いため息をいくつかこぼすのです。
当然、そんな姿を目の当たりにしてしまったワケですから、一体何があったのかと心配になるのが普通です。
なのに、事情を知っていそうなプロデューサーさんに尋ねても
「ああ、この時期はいつもこうです」
仲良しの茜ちゃんに尋ねてみても
「ん〜……自分で解決できなきゃ意味が無いし」
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