236: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/04/07(土) 04:06:32.34 ID:KtlsomHC0
君は劇場の廊下に響く胸を締め付けるような女性の泣き声が、
きっとここから聞こえてきていると確信してその赤い扉に手をかけた。
だがしかし、扉を開ける際にはもう少しばかり警戒するべきだったろう。
扉を開けて僅か三秒。気づけば体は床の上、痛む背中に目をつむれば、その腹の上に伸し掛かる確かな重量やーらかさ。
「な、なんだ!?」と目を白黒させる間もなかった。
「動かないで! 大人しく……。大人しく抵抗しないでください」
はて、それは激しく抵抗なさいと言うことなのか? 違った。
声の通りにもがいてみれば、たちまち「ひゃん!?」と少女の悲鳴が耳をうち。
「やだ! どこ触ってるんですか!?」
「プ、プロデューサーさん。動いちゃ、だ、ダメです!」
制止に入った別の人物に、君は両手を無理やり抑えられる――。
改めて自分の置かれた状況とやらを見てみると、君は二人の少女の手によって絶賛拘束中と相成った。
相成っていた。相成っていることを説明すると、その両足は七尾百合子の尻の下へと敷かれており、
両腕は篠宮可憐の両手によって床へと押さえつけられていた。
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