ミリオンデイズ
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146: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/01/19(金) 11:24:40.27 ID:FwE0C8ELo
思わず妄想が膨らんだの


百合子「で、ドンドンドンとここでノックの音がして……こほん!」

百合子「『――そう、ちょうどこんな風に。……驚いた、演出としてはこれ以上ない」

杏奈「……もう深夜になるのに、お客様?」

百合子「珍しいね」

杏奈「ご、ご主人様の言った悪しきモノが――」

百合子「かもしれないね」

そわそわと落ち着かない杏奈の様子を見て、百合子は椅子から立ち上った。
そうして彼女は怯える杏奈に近づくと。

百合子「怖いかい?」

杏奈が小さく頷いた。

百合子「私もさ。でも、出迎えないワケにもいかないだろう?」

杏奈「……ん」

百合子「大丈夫。いつものように震えなくなるおまじないを、ちゃんとアンナにかけてあげる」

杏奈の肩にそっと手を置き、百合子が彼女を優しく抱き寄せた直後のこと。


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