7: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2017/09/18(月) 21:22:25.40 ID:7RDyd5GI0
その姿はいつもと変わらず俺を魅了しているが、唯一、その大きな目だけはいつもと全く違う輝きを放ち、俺を捉えて離さない。
その輝きは蛇が獲物を見るかのように鋭く……そして冷たかった。
「あの、違うんだ□□。これはその」
「なにが違うの? 男友達の写真をこんな壁一面に貼りつけるなんて、『普通は』しないよね?」
「いや、その、いや」
動揺でバクバクと鳴る心臓の音を聞きながら、どうにかして弁明を図ろうとするが、全て無駄に終わった。
「××くん、僕は知ってるんだよ? 君が僕を何回も盗撮してるの。気づいてないとでも思った?」
「え、え?」
「それにしてもさっきのやり取りは笑えたなあ。僕に秘密がバレてないと思い込んで、『タイプじゃなかったから断った』だって? 本当は僕に夢中なんでしょ?」
「そ、それは……」
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