奈緒「特別な一日」
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/09/17(日) 00:07:35.97 ID:WGoPFWnk0
「それよりPさん、仕事はいいのか?最近忙しいみたいだったし…」 

「つい昨日やっと終わったんだよ。ごめんな奈緒。最近仕事が忙しくてあんまり構ってやれなくて」
 
「き…気にしてねえし」 

Pさんにもアタシにあんまり構ってられなかった自覚はあったらしい。でも理由は単純に忙しかったからみたいだ。嫌われたわけじゃなくてよかった。…でもPさんは意図的にアタシを避けていた気がするんだよな。なんでだろう? 

「Pさんはなんで仕事があんなにたくさんあったんだ?」 

アタシが質問すると、Pさんは狼狽えたように早口でまくし立てた。 

「あ、いやさ、最近奈緒も人気が出てきたじゃん。だからさ、もっともっと売り込んでいかないとね、このチャンスにさ。それで最近はだいぶ忙しかったんだけどもう落ち着いたから大丈夫だ」 

…怪しい。すっごく怪しい。普段のPさんはもっと落ち着いた話し方をする。こういう風に早口になるのは、何か隠している時だけだ。

初ライブの時も、ソロ曲が決まった時もそうだった。アタシだって伊達にPさんと二人でやってきた訳じゃないんだからな。 


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