125: ◆Vcl4B/DaxY[saga]
2017/09/29(金) 19:45:34.51 ID:3XvJT4850
22(偶数)
絡繰君に天窓を割ってもらえないでしょうか。彼なら何か兵器を作れるかも。
稲羽「……」
辻垣さんは、モノクマに気づかれないようにって言っていましたね。
モノクマに気づかれないようにするには……そうだ、かなり強引な方法になってしまうけど……
稲羽「……」ガタッ
絡繰「ん? いな――――」
私は絡繰君の元へ近寄り、彼の身体を抱いて床に倒れ込む。
絡繰「……稲羽?」
稲羽「あの、その、ちょっと……しばらくこうしていていいですか……?」
李「アイヤー」
私は絡繰君を押し倒す体制になっている。
絡繰君の身体が私に密着している。彼の身体は、同じ高校生の男の子とは思えない程に幼くて可愛らしい。
絡繰「稲羽、お前疲れてるのか?」
監視カメラがある以上は、こんな方法をとるしかない。
これでモノクマから見れば私は、ただこの状況の不安からか、或いはそういう事に興味があったからか、とにかくそんな理由で突然男子を押し倒した女子というだけの事になる。
……でもこれじゃ、四季ヶ原ちゃんの事をとやかく言えませんね。
稲羽「絡繰君……」
私はそっと絡繰君の耳元へ口を近づける。
稲羽「えっと……いきなりすみませんでした。なるべく声を抑えて……」
絡繰「ん……用件は?」
稲羽「実は……」
163Res/158.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20