【再開】オリロンパ(β)
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116: ◆Vcl4B/DaxY[sage saga]
2017/09/26(火) 01:15:23.99 ID:cpCtfCcl0
64(偶数)

稲羽「そうだ、沙慈さんもやってみませんか?」

稲羽「沙慈さんなら、きっと私よりうまくできるんじゃないでしょうか」

そんな根拠どこにあるんだ? って言われそうですね。

確かに根拠は無いです……沙慈さんの得手不得手をそこまで知っている訳ではありませんし

でも、私沙慈さんが努力家って事知ってますから!

沙慈「何事も経験でごわすな。承知したでごわす」

杯「僕はこの顔のままで良いよ!☆」

稲羽「じゃあ、もし私の顔で良ければ……私の顔で」

沙慈「うむ。それでは」

沙慈さんが化粧道具を手に取る。

沙慈「……」

沙慈さんは私に、慣れない手つきで化粧を施す。

沙慈さんの手が私の肌に触れている。憧れの人に触れられて……私は緊張と高揚で身体中が熱くなる。

心臓が、ばくばくとうるさい……

杯「Umm……それ、もしかして歌舞伎ですか?☆」

沙慈「うむ、隈取でごわすな。折角でごわすからやはり日本的なものを」

杯「Excellent!☆ かっこいー!」

私は今、歌舞伎の人のような顔になっているのか。


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