高垣楓「だらだら。ただ貴方と重なって」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/14(木) 20:32:58.44 ID:dfAozWXTO
 私が抱きしめる力を強くする度、それに応えてくれるプロデューサー。私が唇を触れさせる度、舌を差し入れて絡み付かせようとする度、それを受け入れながら返してくれるプロデューサー。

 もう身体はすっかり疲れきっていて。心が昂るのも、もうとっくの前に頂点を終えているはずなのだけれど。それでも止まらない、止められないプロデューサーとの行為。プロデューサーへの想い、愛おしく感じてたまらなくなってしまう心。その心に身を任せて、ただしてしまうがままに繋がり合うことを繰り返して。そうしていくらか、何分か経った頃に口を開く。

 そこまで激しくしていたわけじゃない。互いに互いを貪りあうような、そんなまるで獣のような……昨日の、このプロデューサーの部屋へと辿り着いたばかりの私たちのような、そんな激しさで重ねていたわけじゃない。……けれど、それでも。熱く濡れた吐息を、互いに少し乱して荒げながら。

 プロデューサーへ一言。間に架かる水の糸を結んだままで、そっと。


「もう少し?」

「はい。……お風呂もご飯も分かります。こんなに汚れて、こんなに何も食べずにずっといて。だから入って、食べなきゃいけないんだっていうのはちゃんと」


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