276: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:50:09.32 ID:Ohmi38x40
ことり(ことりの真横にいる太陽がいつか無くなるとしたら、もっと感謝しないと)
ことり(無くなることが分かってるなら、ずっと感謝しないと)
277: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:51:00.78 ID:Ohmi38x40
ことり(そして次の日に聞こえてくるのはうるさい目覚まし時計の音)
チリリリリリリーン
ことり「…!」
278: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:53:02.24 ID:Ohmi38x40
〜学校、昼
キーンコーンカーンコーン
ことり「はぁ…疲れたぁ…」
279: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:54:54.23 ID:Ohmi38x40
にこ「ことりは小さい時から控えめだったわよね」
ことり「うん、そうだね」
にこ「私はもっと自分を出していけばいいのにってずっと思ってた」
280: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:56:23.63 ID:Ohmi38x40
にこ「まずね、気迫がない」
ことり「気迫…」
にこ「練習中見てて何にも感じられないの、ただ踊ってるだけで」
281: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:57:37.45 ID:Ohmi38x40
ことり「…うん、分かった」
ことり「じゃあ…その二人のどっちかにセンター…譲るね…」
282: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 22:59:38.37 ID:Ohmi38x40
にこ「ん、んん!」
にこ「…私はね、小さい時からアイドルになりたかった」
ことり「…うん、知ってるよ」
283: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 23:01:08.44 ID:Ohmi38x40
にこ「中学校の頃、学年全体でやる劇にヒロインとして抜擢された時あったわよね」
ことり「あ、うん…」
にこ「私はやっとことりが輝ける時が来るのねって思った、実はいうとね、イライラしたのは最初だけ、もう後はずっとことりを応援してた」
284: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 23:02:33.08 ID:Ohmi38x40
にこ「それに気付けないのがことりの最大の弱点なの」
にこ「最高に可愛いし頭もいいしまず人としての個性もバッチリある、それなのにその自分のステータスに気付けないし気付いたとしてもそれを使わないのがことりの最大の失敗なの」
ことり「ことりの…失敗…」
285: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2017/09/13(水) 23:04:29.71 ID:Ohmi38x40
にこ「さっきダメダメっていったのはことりにもっと頑張ってほしかった、もっと自分を出してほしかったの」
にこ「技術的な面でならもう問題ない、けどまだ最後に、ことりの良さを出し切れてないから」
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