輿水幸子「ボクのなつやすみ」
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5:名無しNIPPER[saga]
2017/09/11(月) 17:31:04.50 ID:4sMggCAno
さて、幸子が改めてこの貧相な部屋を調べてみようと振り返ると、ふと本棚の一冊の本が目に入った。

幸子はそのボロボロの背表紙を見て、どこかで聞いた覚えのあるタイトルだと思った。

しばらく考えて間もなく合点がいった。
友人の輝子が以前読んでいた漫画が同じようなタイトルだった事を思い出したのである。

そんな考えから、幸子はなんとなく本を手に取ってページをパラパラとめくってみた。
しかしそれは幸子の知っている漫画とは全然別の、ある古い小説であった。
幸子は(もしかしたらあの漫画の原作なのかな)と思いながら、部屋の明かりを点けて椅子にもたれかかり、何気なく最初のページに目を通した。


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