4:名無しNIPPER
2017/09/10(日) 23:03:07.95 ID:ZNhdxt+t0
風にそよいで揺れるのは、えぐいカーブのツインテール。アンテナのようにふらふらしとる……紬の視線みたいやな。
背中しか見えないから断言はできないけれど、両手に構えているのはカメラ。
相変わらずやなぁ、と思いつつ私は声をかけた――――私の恋人に。
ついでに、ついさっき買ったばかりのペットボトルを取り出して、
『ひゃああん!? つつ、冷たいですぅ!』
『あーりーさー?』
私の恋人――松田亜利沙は急な刺激に肩を震わせて驚いてだけどカメラを持つ両手はがっちりと固定されていた。流石やな。
私から避けるように千鳥足で距離を取った亜利沙。野良猫みたいや、なんて思ってみたり。
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