3:名無しNIPPER[saga]
2017/09/09(土) 11:22:10.54 ID:5eTsbGkv0
小鳥「さっきからムカツクムカツクしか言ってないけど、気付いている? 伊織ちゃん」
小鳥「さっきから、その人の話しかしてないって」
小鳥「怒らないでよ〜、だってそうなんだも〜ん、よっぽどその人の事が気になるみたいね?」
小鳥「うん、だって? うん、生意気だし? かっこつけだし? 私に向かって舐めた口を利く? ふんふん」
小鳥「つまり、伊織ちゃんに対してただのYESマンで在ろうと思わず、伊織ちゃんの前で恰好に気を使って、伊織ちゃんと言う立場に対しても対等の立場で対応してるんでしょ?」
小鳥「ソレって、伊織ちゃんが一番気を使ってほしい部分、全部やってくれてるって事じゃない?」
小鳥「…………うふふ、黙って俯いちゃって、どうしたの?」
小鳥「伊織ちゃん、その感情にもう子供でいる事は出来ないんじゃない?」
小鳥「年齢に反して大人な伊織ちゃんだもん、私に言われなくても気づいているんでしょ?」
小鳥「でも? 初めてだからどうしていいかわからない?」
小鳥「伊織ちゃん、それはね? 誰だってそうなの、もちろん私もそうだったわ」
小鳥「そしてそれは、やっぱり答えを持っているのは自分だけなのよ」
小鳥「真剣なら真剣なりの態度があるわ、それは相手も伊織ちゃんも同等なの」
小鳥「私は応援しているわ! まずは素直になって、よく考えてみたらどうかしら?」
小鳥「え? 誕生日だったでしょう? あーそうね、そうだったわ」
小鳥「ええ!? こ、コレってあの三ツ星の!? ディナーチケットって、凄っ…………あ、うん、ペアチケット、うん……」
小鳥「そっか、うん、ペアチケットね、うん、嬉しい、うん、これって、女の子二人でも大丈夫なやつ? うん、そっか、良かった」
小鳥「え? そ、そうよ! その難しい感情に答えを見つけるのも伊織ちゃん次第! がんばって!」
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