4:名無しNIPPER[saga]
2017/09/09(土) 11:34:34.91 ID:5eTsbGkv0
小鳥「そっか、やよいちゃんにとってその人はお兄ちゃんみたいな人なのね?」
小鳥「でもやよいちゃんは「妹」と思ってほしくない」
小鳥「一人の「女性」として見てほしい、そういう事かしら?」
小鳥「……うふふ、真っ赤になっちゃって、でもそっかーやよいちゃんもそう言うお年頃なのね〜」
小鳥「誰だってあるの、それは学校の先生だったり、従弟のお兄ちゃんだったり、毎朝駅の決まった場所にいる気になる人だったりね?」
小鳥「まだ甘酸っぱい想いだけど、それがどうにも胸の中から離れなくて」
小鳥「何をしてもボーッてなっちゃう、そうよね、そう言う時期かもしれないわね、やよいちゃんも」
小鳥「もちろんよ、私もそうだった、そしてそれは淡雪のようにやさしく自分の中にしみ込むのよ」
小鳥「想いを伝えたいって思う? そうよね、怖いものね、今の関係が壊れるの、それが一番怖いのよね」
小鳥「でも、その人にだってその人の恋があるの、やよいちゃん」
小鳥「待っていて振り向いてくれるのを待ってると、いつの間にかあの人に別な人が…………何てこともあるのよ」
小鳥「…………あ、ううんごめんね、ちょっと昔を思い出しちゃって」
小鳥「あ? スッキリした? そうよぉ、誰だってそうなの、やよいちゃんだけじゃないわ」
小鳥「あ、誕生日プレゼント? 湯呑? 嬉しいわぁ、いまだに私コップでお茶飲んでるから」
小鳥「あ、凄いわね、この漢字だらけの、これ……あ、般若心経、へぇ〜〜、お、おっしゃれ〜、こういうの欲しかったのよぉ〜……」
小鳥「悟りも開けそう、あ? そ、そうよ! その小さな恋の始まり! 応援してるわやよいちゃん!」
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