59: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:36:44.76 ID:Gw/LBJoB0
梨子 「…あの、手伝いますよ」
果南 「いいって。暑いでしょ? 中で待ってて」
梨子 「でも…」
60: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:37:13.97 ID:Gw/LBJoB0
梨子 「千歌ちゃん…」
果南 「ほら、私のことなんか気にしないで、行きな」
梨子 「…すいません、失礼します」
61: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:37:40.97 ID:Gw/LBJoB0
果南 「はい、これみかんのお返し」
千歌 「また干物ー?」
果南 「文句なら母さんに言ってよ」
62: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:38:19.08 ID:Gw/LBJoB0
梨子 「でも一応つけといてください。せっかく綺麗な手してるんですから…」
果南 「…ありがと、梨子ちゃん」
63: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:39:01.49 ID:Gw/LBJoB0
梨子 「…ねぇ曜ちゃん。千歌ちゃんどうしちゃったの?」
曜 「多分、梨子ちゃんが果南ちゃんと仲良さそうにしてたのが気に食わなかったんじゃない?」
梨子 「なにそれ…嫉妬?」
64: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:39:40.62 ID:Gw/LBJoB0
街の人々は、内浦を裏切った果南さん一家をよく思わなかったらしい。他にもホテル建設に肯定的な者はいたらしいが、その多くは内浦の怒りに触れ、今も尚無気力症に陥っている。
ホテル建設に肯定的でありながらも呪いを免れた果南さんは、ホテル建設が中止に終わった今でも陰湿な嫌がらせを受けているらしい。
65: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:41:01.88 ID:Gw/LBJoB0
梨子 「この呪いが、誰によるものなのか…それか本当に超常現象なのか解明できれば、二人の仲も元に戻せるかな…」
曜 「うん…きっとね」
梨子 「曜ちゃん、私協力するよ」
66: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:41:43.96 ID:Gw/LBJoB0
〜その頃 果南宅〜
千歌に渡された紙袋の中身を見る。
…みかんだ。どこからどう見てもみかん。
67: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:42:09.50 ID:Gw/LBJoB0
果南 「鞠莉…! どうしてここに」
鞠莉 「果南あるところに、マリーありよ」
果南 「なにそれ…」
68: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:42:47.80 ID:Gw/LBJoB0
果南 「…どうなっても、知らないからね」
鞠莉 「そんなこと言う口は、こうしちゃう」
69: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/09(土) 01:43:15.90 ID:Gw/LBJoB0
鞠莉 「今ならまだ考え直せる。よく考えなさい、果南」
果南 「鞠莉…」
鞠莉 「じゃ、私帰るね。バーイ!」
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