165: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:09:32.94 ID:GPWsP05p0
大混乱、まさにその状態。
沼津中で狂人化が起こり、曜ちゃんは今必死で逃げ回っている。
ルビィちゃんは行方不明…もう私達は、何から手をつけたら良いのか分からなくなっていた。
166: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:10:23.62 ID:GPWsP05p0
千歌 「…? 当主さん?」
2.3分経っただろうか。
突然客間の障子が、勢いよく蹴り飛ばされた。
167: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:11:10.29 ID:GPWsP05p0
梨子 「あれも狂人化ですか!?」
ダイヤ 「…おそらく。お母様は突然あのような行動をとるお方ではありません」
168: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:12:10.11 ID:GPWsP05p0
梨子 「どうして…どうしてこんなことに…っ!」
――体に電撃が走った、そんな感覚がした。
169: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:13:02.93 ID:GPWsP05p0
最後の気力を振り絞り、後ろを振り向く。
日本刀を構えた当主様がそこにいた。
私めがけて日本刀を再び振りかぶる。
170: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:13:48.16 ID:GPWsP05p0
…………“また”?
自分の頭の中によぎったこの言葉に、とてつもない違和感を覚えた。
この言い方ではまるで、私が以前にもこの街を救えなかった経験があったみたいではないか。
171: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:14:45.51 ID:GPWsP05p0
……私はあの時、人を信じることが得意ではなかった。だから、一番信じるべき人間を疑ってしまった。あれは私の失態。
その失態が招いた惨劇…千歌ちゃんの狂人化。
172: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:15:30.04 ID:GPWsP05p0
私がこの街に越してきたのは、もう3度目。
そして3回とも惨劇を食い止められなかった。
…前回私言ってたっけ。「絶対に失敗しない」って。馬鹿みたい。
173: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:16:23.32 ID:GPWsP05p0
ダイヤ 「うぐぅっ……!」
千歌 「ダイヤさんっ!」
174: ◆bx6hWDVQmQ
2017/09/11(月) 22:16:58.41 ID:GPWsP05p0
――自分でも不思議だ。
私の体は、まだ諦めようとしていないらしい。
携帯を開き、果南さんのメールを確認する。
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