77:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:49:10.12 ID:+EtVRVLso
花子『……怖くなっちゃったの? 櫻子のことで』
向日葵「……だって、何も言ってくれないんですもの……あの子……」
花子『ふふ……そりゃあ櫻子は、ひま姉には何が何でもばれたくなかったんだし。ひま姉の前では格好よくいたかったから』
向日葵「……!」
花子『でもきっと……いや絶対、櫻子はひま姉のところにちゃんと帰ってくるよ。花子が約束してあげる』
向日葵「……そう、ですか……」
花子『明日。明日で全部終わるんだし……本当に、すべてが』
向日葵「……?」
花子『櫻子とあの人の恋も……そして……』
『花子の……この恋も』
向日葵「!!!」はっ
花子『ごめんね、ひま姉……最後だから……最後に一日だけ、櫻子を……花子にちょうだい……?///』
向日葵「で、デートって……そういう……!」
花子『わかってる……ひま姉の気持ちもわかってる……! でも最後に一回だけ、花子も櫻子とデートがしたいの……』
向日葵「っ……!」
今にも泣きそうな切ない声が、私の心につきささった。
花子ちゃんから私への……心からの、お願いだった。
向日葵「……花子ちゃん、私はべつに、花子ちゃんの敵じゃありませんのに……っ」ぐすっ
花子『ひま姉……花子はね、ひま姉のことを一番応援してるよ……///』
向日葵「花子……ちゃん……っ……///」ぽたぽた
花子『そうだ……じゃあひま姉に、いいこと教えてあげるし』
向日葵「いいこと……?」
花子『明日……櫻子は、あの人と会うの』
向日葵「!」
105Res/202.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20