26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 17:11:50.68 ID:+EtVRVLso
櫻子「……あ、あのさ!」
向日葵「はい?」
櫻子「先生から言われたでしょ? 夏休み中を使って、行きたい大学のオープンキャンパスに参加しとけって」
向日葵「ああ……」
櫻子「私、まだどこの大学に行きたいとかは考えてないんだけど……ねーちゃんが、私の大学でも試しに見に来てみればって、言ってくれてるんだよね」
向日葵「!」
櫻子「一緒に……いってみない?///」にこっ
向日葵「櫻子……」
優しい眼差しで微笑みかけられ、思わず直視できなくなり目をそらす。
櫻子って……やっぱり、すごく可愛い。
向日葵「い……いいと思いますわ。すごく……///」
櫻子「ほんと?」
向日葵「ええ。あなたそんなことまで考えてくれてたんですのね」
櫻子「いやー、実はわりと前から、いつ誘おうかなーって迷っててさ……」
向日葵「……あら」
櫻子「日程がね、確かもうすぐだったと思うから……ねーちゃんに相談してみるよ! 案内してくれるんだって」
向日葵「わかりましたわ。詳しいことが決まったら教えてくださいな」
櫻子「うん。帰ったらすぐ……」
「まーたこんなところでイチャイチャしてるの?」
櫻子「うわー!?///」びくっ
向日葵「は、花子ちゃん!?」ぱっ
振り返ると、友達の家から帰ってきたところらしい花子ちゃんが、いつの間にかすぐ後ろまで来ていた。
花子「ほらほら、近所の人に見られたら恥ずかしいからせめて家の中でやってほしいし」ぐいぐい
櫻子「ちょっと、違うから! 普通に話してただけだからね!?」
花子「明らかに普通の話の距離じゃなかったし……」
花子ちゃんに背中を押される形で、家までの道を歩く。
恥ずかしいことに、まだまだストッパーがいなければ手を離すタイミングさえもつかめないのは事実だった。
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