7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:26:46.46 ID:+EtVRVLso
向日葵「あっ、おはようございますっ」
撫子「おはよ。こんなところでケンカしてないで、早く学校行きな」
櫻子「け、ケンカはしてないもん……!」
撫子「なんでもいいから。遅刻するよ」
向日葵「そ、そうですわね」
櫻子「ほらっ。行くぞ」くるっ
撫子「あ……櫻子」
櫻子「ん?」
撫子「あんた……もしかして、送ったの?」
向日葵「あ」
櫻子「あああぁぁ〜〜〜ねーちゃんまで!! だからその話はしないでよ! なんの意味もなくなっちゃうじゃんっ!!///」
撫子「うっわぁ……全然隠せてないけど……ま、いっか」
向日葵「な、撫子さんも知ってるんですの?」
撫子「ん、まぁ……」
櫻子「おーい!! 変なこと話すな話すな! ねーちゃん早く学校行きなよ! 遅刻するよ!」
撫子「うるさいな……ともかく送ったんだね。じゃあ頑張んなよ」すたすた
櫻子「頑張んなとかも言わなくていいのーー!!」ぷんすか
向日葵「…………」
さっきからずっと怒り散らしている櫻子。
その怒りの正体がなんなのか、私にはまだはっきりとはわからない……わからないけど、ひとつだけ感じるものがあった。
昨日のLINEは……おそらく、マイナスなものではない。
櫻子「……ほらっ、行くぞ向日葵! 私たちも遅刻しちゃう」
向日葵「ええ」
明日の夕方に待ち受けている「それ」は、たぶんきっと、いいことだ。
いつもより数倍可愛く思える櫻子を隣から眺めながら、一緒に学校へと向かった。
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