6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:26:17.23 ID:+EtVRVLso
向日葵「…………」
櫻子「おっ、おはようっつってんじゃん! なんか言えよ!!」
向日葵「お…………はよ、ございます」
櫻子「はいっ! おはよっ!」ふんっ
櫻子はくるりと身体ごと翻してそっぽを向いた。
まるで、紅潮した顔を私から隠すかのように。
重かった私のまぶたが、自然とぐぐっと持ち上がった。
どんより曇っていた私の心に、澄み渡る晴れ空と同じくらい眩しい光が差しこんだ。
気怠かった身体に、急激に生命力が満ち溢れてきた。
向日葵「えっ、ど、どうしたんですの!?」がばっ
櫻子「はぁ!?」
向日葵「なんか変ですわよあなた! その、なんか……なんか変ですわよ!」
櫻子「へっ、変じゃないだろ別に! 櫻子様はいつもこのくらい爽やかだろ!」
向日葵「いやいやいや、絶対変ですって! やっぱり昨日のLINEが……」
櫻子「ああ〜〜〜〜〜っっ!!? おい! それダメって言ったよな!? 昨日のLINEについて何も質問しちゃダメって言ったよな!?///」
向日葵「いや、だっておかしいんですもの! 絶対、あなた変ですもの!!」
櫻子「変でもなんでもダメーっ!! その話は絶対にしちゃダメ! 約束守れよ!」
向日葵「約束ったって、あなたが勝手に送りつけてきたくせに……」
櫻子「だぁぁーーーっ!! うるさいうるさいうるさーい!!」
「うるさいのはあんただよ」ぽこっ
櫻子「あだっ」
近所迷惑も考えずにわめきちらす櫻子の後ろからやってきたのは、制服姿の撫子さんだった。
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