【ミリマス】瑞希「優しく触れて」未来「いいのかな」
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7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/09/05(火) 23:52:38.40 ID:BR/KkC5P0

そも、試着室の中は狭い。それでも頑張れば二人から三人。
いや、四人ぐらいなら無理して入れるかもしれないこの場所で、しかし、未来は瑞希に近寄った。

この突然にして不可解な未来の接近から、
壁を背にして立っている瑞希は逃れる術を持っていない。

彼女に出来る最大限の抵抗と言えば、
じりじりと横にスライドして試着室のコーナーに移動することぐらいである。

つまり今、二人の立ち位置を説明すればこんなトコロ。

瑞希は鏡と壁の交わる試着室の角に追い込まれ、
彼女に残された左右の逃げ道を塞ぐように未来が正面に陣取っている……そういう位置関係になるワケだ。


「ああもう、ダメだよ瑞希ちゃん。動いたらマッサージできないから」

何かに憑りつかれたような目という表現が、今の未来にはピッタリ合った。

相変わらずブラを握りしめ、右手はわきわきさせながら
瞳をギラギラと輝かせる彼女の姿は有無を言わせぬ迫力に満ち溢れていた。

一方の瑞希はと言えば、鈍く光る猟銃を向けられて怯えてしまった獲物のよう。
すっかり萎縮してしまい、その視線を未来の右手から外せない。

……そう、それにだ。彼女が視線を外せない、
もう一つの理由も説明しておかねばならぬだろう。

瑞希は角に追い詰められた状態で、
しかし冷静にこんなことも考えていたのである。


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