【ミリマス】瑞希「優しく触れて」未来「いいのかな」
1- 20
8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/09/05(火) 23:55:31.48 ID:BR/KkC5P0

ああ、あの滑らかに美しく、そしてキビキビと淀みなく動く彼女の手には見覚えがある。
それは熟練のマジシャンが観客に魅せる手の動き。

卓越したコインさばきや芸術的なカードマジックを披露する、
超一流のエンターティナーが生む手捌き。

自身も手品を嗜む一人として幾度となく参考にし、
少しでも近づこうと真似をした高みがなんとなんと、

これから自分の粗末な胸板を弄くり回すためだけにソコに存在する事実!

……驚愕、である。だが、認めざるを得ない現実だ。

そして今、この瞬間。

普段ならば単純なクロースアップ・マジックですら物にできそうにない春日未来という一少女が、
マジシャンならば「何としてでも身につけたい!」と渇望する魅惑の指使いで瑞希の鎖骨を刺激した。

「ひ、あぅっ!?」

試着室に、いやドレスルーム中に大きく響く甘い悲鳴。

瑞希の身体に走ったのは、電流なんて生易しい物ではないショック。

剥き出しになった神経の束に直接触れられたような強い刺激はまるで注射針が腕に突き刺さった時のような
一瞬の痛みでしかなかったが、抗い難い甘い刺激として深々と瑞希の内側に突き刺さった。

そしてそれは、同時に強烈な快感として彼女の頭に刻まれる。

例えるなら、猛烈に疼く背中のかゆみにピンポイントで孫の手を当てられた時のような。

ガチガチに凝り固まった肩コリを、思い切り揉みほぐされた時のような。

はたまた並々とお湯の張った一番風呂に、仕事で疲れた体を豪快に沈みこませた時のような――。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
20Res/18.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice