64: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:20:32.27 ID:0iqDdIct0
松風「・・・まあ、心配ないさ。彼には妙高さんという、頼れるパートナーがいるからね」
松風「彼女がいる限り、滅多なことはないと思うよ」
足柄「楽観的ねえ・・・」ム-
65: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:22:50.79 ID:0iqDdIct0
松風「それに・・・僕は司令官もああ見えて、一途な人だと思うよ」
足柄「はあー?一途?あれが?どこが?」
松風「伊良湖さんも言ったろう?彼は元々そういう人だよ。だって現に、彼は今まで一度も、妙高さん以外の女の子に対して『そういったこと』を本当にしたことは一度もないんだからね」
66: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:23:37.21 ID:0iqDdIct0
松風「・・・なんだい?そんなにおかしなことかい?」ムゥ
足柄「・・・やー、そんなことはないんだけど・・・いやでもなんか、びっくりというかなんというか・・・」ポリポリ
伊良湖「ま、松風さん・・・そうなんですか・・・?」ポワポワ
67: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:25:56.44 ID:0iqDdIct0
松風「僕も司令官との付き合いはそう長くないけど、ここに着任した当初は姉貴もいなかったからね。駆逐艦は僕一人だけで、周りにはあまりよく知らない人ばかりで・・・結構不安だったのさ」
伊良湖「そうだったんですか・・・」
足柄「あら。私には全然そんな風には見えなかったけど?」
68: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:26:43.69 ID:0iqDdIct0
松風「そんな時にさ、司令官が助けてくれたんだ」
伊良湖「提督さんが、ですか?」
松風「うん。僕が遠征から帰った時だったかな。その日は長旅で結構疲れていたから、一人でお風呂に入ってゆっくりしていたんだけどね。そこに司令官がやって来たんだよ」
69: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:27:11.75 ID:0iqDdIct0
提督『松風。明日からは私と一緒に食事を取り、私と一緒に風呂に入り、私と一緒に寝るんだ。これは命令だ』
70: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:27:56.96 ID:0iqDdIct0
足柄「犯罪ね」
松風「まあ、そうだね」
足柄「通報しなくっちゃ」
71: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:33:32.05 ID:0iqDdIct0
・・・・・
妙高『提督のこと、あまり悪く思わないであげてください』
72: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:34:16.16 ID:0iqDdIct0
松風『・・・わかったよ。妙高さん』
妙高『・・・ありがとう、松風』
松風『うん・・・』
73: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:35:52.18 ID:0iqDdIct0
松風「・・・といったわけで、僕は司令官のことを少しだけ見直したんだ」
伊良湖「松風さん・・・そんなことが・・・」
足柄「ふーん、全然知らなかったわ・・・それで?結局その後、どうなったの?」
74: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:36:25.26 ID:0iqDdIct0
足柄「でも、ま、良かったじゃない?」
松風「ん?」
足柄「ほら。身近な頼れる仲間なんて、多ければ多いほど心強いに決まってるんだから」
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