59: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:16:14.25 ID:0iqDdIct0
松風「いや、でも・・・久し振りに姉貴や間宮の料理も食べたいなあ・・・」
伊良湖「松風さんのお姉さんと言えば・・・神風さんや春風さんですか?」
松風「そうだよ。特に春風の姉貴の作る料理は絶品でね。どうやら川内さんに仕込まれたみたいだけど、それはもう料理人顔負けの出来さ」
60: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:17:00.13 ID:0iqDdIct0
ドタドタドタ...!
松風「ん・・・?」
バタン!
61: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:18:12.65 ID:0iqDdIct0
伊良湖「足柄さん。いらっしゃいませ!」ニコッ
松風「司令官なら執務室さ。今頃、キミの姉さんにこってり絞られているところだろうね」
足柄「妙高姉さんに・・・?なに、またなんかしでかしたの?」
62: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:19:18.97 ID:0iqDdIct0
足柄「あんのクソ提督ー!まだ懲りてなかったのねー!」ギリギリ
伊良湖「ま、前にも同じようなことがあったんですか・・・?」
足柄「そうよ!それも何度も何度も!」
63: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:19:49.18 ID:0iqDdIct0
松風「それにしても、そうか・・・」フム
伊良湖「とても真摯な方ですし、そんな風には見えませんけれど・・・」
足柄「伊良湖は来たばっかりだから、あいつのことがわかってないのよ。もうしばらくもしてみなさい。すっかり化けの皮が剥がれて、貴女の下着の色を毎日のように聞いてくるようになるから」
64: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:20:32.27 ID:0iqDdIct0
松風「・・・まあ、心配ないさ。彼には妙高さんという、頼れるパートナーがいるからね」
松風「彼女がいる限り、滅多なことはないと思うよ」
足柄「楽観的ねえ・・・」ム-
65: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:22:50.79 ID:0iqDdIct0
松風「それに・・・僕は司令官もああ見えて、一途な人だと思うよ」
足柄「はあー?一途?あれが?どこが?」
松風「伊良湖さんも言ったろう?彼は元々そういう人だよ。だって現に、彼は今まで一度も、妙高さん以外の女の子に対して『そういったこと』を本当にしたことは一度もないんだからね」
66: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:23:37.21 ID:0iqDdIct0
松風「・・・なんだい?そんなにおかしなことかい?」ムゥ
足柄「・・・やー、そんなことはないんだけど・・・いやでもなんか、びっくりというかなんというか・・・」ポリポリ
伊良湖「ま、松風さん・・・そうなんですか・・・?」ポワポワ
67: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:25:56.44 ID:0iqDdIct0
松風「僕も司令官との付き合いはそう長くないけど、ここに着任した当初は姉貴もいなかったからね。駆逐艦は僕一人だけで、周りにはあまりよく知らない人ばかりで・・・結構不安だったのさ」
伊良湖「そうだったんですか・・・」
足柄「あら。私には全然そんな風には見えなかったけど?」
68: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:26:43.69 ID:0iqDdIct0
松風「そんな時にさ、司令官が助けてくれたんだ」
伊良湖「提督さんが、ですか?」
松風「うん。僕が遠征から帰った時だったかな。その日は長旅で結構疲れていたから、一人でお風呂に入ってゆっくりしていたんだけどね。そこに司令官がやって来たんだよ」
69: ◆PhE6LVcl/M[sage]
2017/10/01(日) 03:27:11.75 ID:0iqDdIct0
提督『松風。明日からは私と一緒に食事を取り、私と一緒に風呂に入り、私と一緒に寝るんだ。これは命令だ』
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