129:名無しNIPPER[saga]
2017/09/02(土) 19:27:38.30 ID:4RLwC4O6O
杏子「いや、藍に貰ったんだけど……」
さやか「え? あ……そうですか」
さやか「なんか……ごめん」
杏子「別にいいけどさ、疑われるようなことしてるあたしが悪いんだし」
さやか(気まずい!)
さやか「な…なんであんたが藍からりんごを貰ったりしてるのさ!」
杏子「今は手を組んでるからね。利害が一致すれば手を組むのはどこの世界も同じだろう?」
さやか「あんたが裏切らないって保証はどこにも無いだろ」
杏子「それはあいつらにも言えることだ。まだ手を組んだばかりだし、これ見よがしに隙を見て襲い掛かってくるかもしれない」
杏子「それでもさ、信じてみてもいいかもって思わせてくれるのさ……あいつは」
杏子「なにより藍の飯は旨いし、食に対する妥協の無さは好きだしね」
さやか(完全に胃袋つかまれてるじゃん)
さやか「そ……そういう事なら、私も信じてあげるよ!」
杏子「いや、別にいい」
さやか「何でよ!? 私だけ仲間はずれみたいじゃん!」
杏子「と言ってもさっきの今だしなぁ」
さやか「私たちは魔法少女なんだよ! 他に同類なんて居ないんだよ!?」
藍《杏子、そろそろご飯だから帰ってきてくれ》
杏子《お! もうそんな時間か。すぐ戻る》
杏子「悪いな、飯の時間だから帰るわ」
さやか「おかしいでしょ! なんでこのタイミングで帰るのよ」
杏子「だって温かい飯のが旨いだろ?」
さやか「そういうことを言ってるんじゃない!」ダンダンッ
杏子「情緒不安定すぎだろ……じゃぁあんたも早く帰りなよ」
さやか「ちょっと待って、私も一緒に行く!」
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