334: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/10/04(水) 22:49:39.67 ID:MPbYTksVO
「お疲れ様、卯月」
「お疲れーしまむー!」
……え?
「あ、あれ?レッスンは……きゃっ!」
気が付けば、私はレッスンルームの鏡の前に立っていて。
突然襲いかかってきた疲労に、思わずその場で座り込んでしまいました。
「おっとっと、大丈夫?」
「さっきまで、あんなに頑張ってたからね。少しストレッチしよっか」
「え、えっと……レッスンは……」
「何言ってるのさしまむー、今丁度終わったところでしょ?」
え?
つ、つまり……
また、もう一人の私がやっておいてくれたんでしょうか?
「それにしても凄かったね。卯月、いつもより動きがキビキビしてたって言うか……」
「うんうん!なんだか頑張り過ぎって感じもしたけどね。今になって疲労がきたのかな?」
「あ……え、そ、そうですね!もうすぐライブですから。島村卯月、頑張りました!」
よくやく頭の整理が追いついてきました。
やった記憶はありませんが、私たちの曲のダンスを完璧に覚えています。
今ならバッチリ踊れそうです。
その分、今になって一気に疲れが襲ってきましたけど。
「部屋に戻って、少し休んでから帰る?」
「そうですね……結構疲れちゃいました」
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