130:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 23:05:02.60 ID:tjIn0ES/o
その夜、まゆは自室で日課になっている日記をつけていた。
まゆ「今日はプロデューサーさんに…うふふ♪」
ご機嫌で日記を書き終え、翌日の持ち物を整理していると、かばんの中から一通の封筒が出てきた。
まゆ(あら、誰からだろう…それにいつの間に…?)
見覚えのある封筒。プロデューサーがプレゼントボックスから取り出して見せた、あのファンレターである。
まゆ「プロデューサーさんったら、おちゃめなんだから…♪」
ぐるぐる巻きのリボンを丁寧にとり、封筒を開ける。
一枚の真っ白な便箋に、まるで印刷したかのようなきれいな明朝体で一言
『まゆすき』
と書かれていた。
まゆ「…?」
この他に何か入っているかもと思い、封筒を逆さにして振ってみたり、中をのぞいてみたりしたが何も出てこない。
四文字のひらがなが書かれた便箋一枚、ただそれだけが入っていたのだ。
まゆ(どういうことかしら…?)
あまりにも唐突で、あまりにも短い愛の告白にまゆは困惑した。
考えてもわからないので、今日は寝て明日プロデューサーに聞いてみよう。そう思い、まゆは就寝することにした。
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