速水奏「ピローキス」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/27(日) 19:43:25.57 ID:PvjaGSFXO
「……!」


 ぐい、と押し付ける。

 それまで引いていた足を前へ出して、ぐったり横たえられたプロデューサーさんの足へと絡めて。そして、それから身体を前へ。絡めた足を引き付けてプロデューサーさんの身体を寄せるのと同時、自分の身体も押し出して、そうして強く押し付ける。プロデューサーさんの脚の付け根の辺りへ、私も同じようにそこを。


「……あら、もうすっかりこんなに……ふふ、あんなにしたのに……本当、いけない人ね……」


 さらさらと肌の上を滑っていくそれ。にちゃにちゃ、と音を鳴らしながら粘りつくそれ。どろり、と溢れて這い出る真白に濁ったそれ。そんないろいろ、プロデューサーさんのもの……そして私自身のもの、私たち二人から溢れて零れたそんないろいろに塗られた私のそこ。そこを押し付けられたプロデューサーさんさんの身体がどんどんと猛っていく。ついさっきまでのように、私のことを悦ばせてくれていたときのように、私を求めて昂っていく。

 それを感じながら……それを感じて、我慢が効かなくなってしまいそうになりながら……それでもそれをなんとか堪えて、焚き付けるようにプロデューサーさんを煽る。

 ちゅっ、ちゅっ。見せつけるように突き出した唇を鳴らして、何度も何度もキスの音を響かせて。

 優しくそっと、汗に濡れたプロデューサーさん頬へ、震える手を触れさせ添わせて。

 押し付けたそこを、上下に何度も這わせるように擦り付けて。

 そうして煽る。プロデューサーさんの興奮を、劣情を、愛欲を。私へと向けてくれるそれらを、私へ注ぎたくて仕方ない……けれど理性に阻まれ留められているそれらを。


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