北の果てで
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73:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 03:50:08.55 ID:3kmDV+eF0
「提督…」

「ん?」

時雨は顔を赤くして襟を掴んでくる。

「熱でもあるのか?どれどれ…」

「あっ…///」

額を合わせ体温を確かめる。特に熱は無いようで異常は分からなかった。

「熱は無しと、風邪でもひいたか?」

「いや、その…」

「ともかく異常があったらすぐに部屋のベッドで寝るんだぞ。今は薬がないから何も治療ができんしな」

「ぼ、ぼくは―――」

時雨の声はやかんの蓋のカタカタ音でかき消された。すぐにガスを切ると、コップの中にココアの元を入れお湯を淹れる。

「よし、できたな。時雨、持っていくぞー」

「むー…」

コップを持ち執務室へと戻る。何やら時雨が不機嫌になったようだが、理由は分からない。


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