72:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 22:49:26.39 ID:TU9ZF9TT0
暖炉の前でココアを啜りながら、4人で固まり暖を取る。少女達の体は上着を着ていないにも関わらず、自分の素肌よりも一段と暖かくプリンツにいたっては今まで外に居た筈なのに3人の中で誰よりも暖かい。時雨は相変わらず誰よりもすり寄ってくるし、Верныйは1番端でココアを啜っている。
「提督、ココアごちそうさま」
「おう、机にでも置いておいてくれ。後で片付けに行く」
1番先に飲み干したのは時雨だった。机にコップを置くとまた隣にやって来てすり寄ってくる。…離れたら時雨は死んでしまうんだろうか?と疑問になってくるほどだ。
「やっぱり提督の隣は安心するね。ずっとこうしていたいよ」
「いや、流石にずっとそうされてると邪魔なんだが」
「…ダメかな?」
「上目遣いでこっちを見るんじゃない。断りにくいだろ」
いやらしい笑顔でこちらを見てくる。横でニコニコとプリンツが見てくる。
「司令官、おかわり頼んでもいいかな?」
「分かった、プリンツと時雨はどうする?今なら淹れてこれるが」
「なら僕のもお願い」
「私のもね!」
「はいはい、全員分だな。少し待ってろ」
「あ、僕も行くよ!」
全員分のコップを2人で持ち、隣の給湯室へ入る。もう一回やかんに水を入れ、ガスコンロの火をつける。やかんの注ぎ口から湯気が出てくるまで少し待機することにしよう。
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