藤子不二雄A「死んだ漫画家が女子高生に転生……??ヒロシマ死闘編」
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14: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2017/08/25(金) 00:11:27.12 ID:KTxlJN3YO


【街中】




安孫子「それにしても、何だか懐かしい街並みだなぁ……」

藤本「懐かしいと言うか、子供の頃を思い出すなぁ……、高岡の街を……」

安孫子「藤本もかい??ボクもそう思ってたんだよ……」

石森「それにしても、街並みが古すぎる……、何だか嫌な予感がする……」


藤本「……………………」

安孫子「どうしたんだい?藤本??」

藤本「嫌な予感は当たっているみたいだよ……、見てみろよ、そこに落ちてた新聞。
今日配られたのか、まだ真新しいのに、日付が……」

安孫子・石森「……昭和20年、8月5日……、広島新聞……ッ!?」

安孫子「そんな……此処は過去だって言うのかい!?」

藤本「本当に過去なのか、それとも再現された世界なのかは、まだ分からない……、だが、問題はそこじゃあない」

石森「問題………??」

藤本「その新聞によると、今は昭和20年の8月5日深夜、広島市内だ……、
なら明日、広島市内で起こる事は、ぼくら世代なら知らない人間は居ないだろう………??」


安孫子「8月6日午前8時15分……、原爆投下か……!!」


藤本「ああ……、この状況は間違いなく敵の能力に寄るものだし、態々此処にボクらを送り込んだと言う事は、
ほぼ間違いなく同じ事がこの場所でも起こる……。そして、僕らは一瞬にして消し炭になるだろう………」

石森「なんて恐ろしい……っ」

安孫子「だが、コレで敵が分かったな……。戦中の広島市と原爆の被害を詳細を描いて、最近亡くなった漫画家と言えば……」

藤本「ああ…、『はだしのゲン』作者、中沢啓治先生以外考えられない……」

石森「つまり、明日の原爆投下時間までに中沢先生を見つけ出し、
倒さなければ、ボク達はみんな原爆で仕留められると言う訳か……」

安孫子「しかし、広い広島市内、何処を探せば……」

藤本「付き合いが無かったからどういう所に居るのか、全く想像もつかないな……」

石森「一体どうすれば……」

安孫子「むう……」




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