18: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/08/24(木) 22:27:41.71 ID:fLR/Lwcb0
洋酒は日頃あまり飲んでない、と言うと彼女は少し考えて、口を開いた。
「オーヘントッシャンを、ロックで」
耳慣れない可愛らしい名前だったが、ロックというからにはウイスキーなのだろう。
先ほどの人物はカウンターの向こう側で、グラスを磨きながら頷いた。
「うちには、いつものを」
少しの間を置いて、彼女が呟く。
彼はなにも答えずに黙々と準備をしている。
優しそうな笑みを浮かべている。
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