16:名無しNIPPER[saga]
2017/08/26(土) 22:02:17.34 ID:VbCvuMD40
来ヶ谷「……もう1年は連絡していなかったな。もはや私と理樹君のどちらが最後にメールを送ったのかも忘れてしまった」
理樹「………そうだね」
理樹(来ヶ谷さんが送ったメールで最後だった。来ヶ谷さんも覚えているはずだ)
来ヶ谷「そういえばみんなは変わりないか?」
理樹「うん。みんな元気にやっているよ」
来ヶ谷「良いことだ」
理樹(そうやって僕と来ヶ谷さんはずっとお互い何もなかったように昔話に花を咲かせた)
来ヶ谷「……む。もうこんな時間か……」
理樹(気がつけばもう時計は11時を回っていた)
来ヶ谷「今の君の所だと電車では間に合わないだろう。どこか泊まる当ては?」
理樹(この時、恭介の所に泊まると言うか、来ヶ谷さんがそう提案すればこのまま別れてそのまま僕らはお互いの生活に戻っただろう。しかし、僕にはどうしてもそれが出来なかった。出来るはずがない)
理樹「………困ったな。どうしよう」
来ヶ谷「……そうか。では私の家に来るか?ここからすぐ近くだ」
理樹(…………)
理樹「じゃあ、そうさせてもらおうかな」
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